エピソードⅢ サイパンガイド時代 1994年
『ナイトダイビング幽霊遭遇?』
(写真:コガネヤッコ、沖永良部島では、個体数が少なく、非常に珍しいブルーのアイシャドウがチャームポイント)
『ナイトダイビング幽霊遭遇?』
サイパンでの3年間のガイド時代、世界的に有名なGROTTOでの経験の数々は僕のダイビング人生に大きな影響を与えたポイントです。またここでは、他SHOPの先輩が分け隔てなく指導してくれる当時のSAIPANでは聖地のようなポイントでした。
この日はでGROTTOでのナイビングです。戦争時代激戦区だったSAIPANは何処でも、出る?と言われる場所だけに普段から幽霊の事は気にしてませんでした。(霊感ないし・・・)
ゲスト3名とエントリー後、洞窟に添うように外洋へ、月夜のほのかな明かりを感じ水中の景観を楽しみまた穴の中へと戻る途中事件???は起きました!!!
突然、背筋に寒気を感じて振り向くと・・・ゲストAさんが目を見開いて、突進してくる。。。他のゲストのライトで確認はできるものの、当のゲストはライトが消えている?(なんで?どうして?夜光虫見よう!のサインは出してないよね???)ライトを振りながら、ライトが消えた事をアピールしている。落ち着いて!落ち着いて!とサインを出しながら、サブライトを点灯し、ゲストに手渡す、ようやく落ち着いたかに見えたら、今度は違うBさんが、先程のAさん同様のパニくった表情で突進してきて、さっきまで煌々と点灯していた筈のライトが消えている!(なんで?どうして?)こっちまでパニックになりそう・・・、Bさんはサブライトをポケットに入れていたのを確認していたので、落ち着かせた後、ポケットから取り出してあげて、点灯して手渡し、ようやく落ち着き、全員で安全停止の岩に捕まり安全停止。3分を待ちながら、なんでいきなり2つもライトが切れたんだろ~と考えていた、もちろんダイビング前にライトの点灯はバディチェック時確認したんだけどな・・・、あっ?みんなに新品の電池にしたか?聞いたっけ・・・あっ、たまたま2つのライトの電池が消耗していたんだな、、、と思ったいた矢先、今度はCさんのライトが消灯、えっつつつ~!!! さすがに3回目で慣れたのか、今回はみんな笑っていた。。。無事エキジットして階段を上り切って(当時110段)振り返ると、俺のメインライトまで、『プツッ』と音を立てて切れた…新品電池なのに・・・ゾッ~~~
帰りの車の中は、ライトの話は誰もせずに、ご飯の話など、普通の会話なのにみんなやけに大声で語りあっていた・・・誰も口に出さなかったけど、幽霊?なんてビビッていたんだよね。。。
怖~い話 ですね。。。
ちなみにサイパンで過ごした3年間、1度も幽霊は見ていません。その後も何度もGROTTOも含めてナイトダイビングしていますが、こんなライトが1度に何本も消えるという経験はしていません。この日の体験は何だったんでしょう・・・
<エピソードⅢ から学んだ事・・・>
・ナイトダイビングの基本、ライトはメイン、サブの一人2本は絶対必要、電池式のものは必ず新品使用
・ダイビングの基本、バディチェックは怠らない!
・バディチェックでバディのライトの位置、使用方法を熟知しておく