不動産

★★★ ファイルNO.7 カタボシオオモンハゼのエコハウス? ★★★

太陽光発電など、〝エコ〟に対して注目があつまっている最近ですが、海の中にも〝エコ〟のブームは来ているようですね!海中に落ちている、瓶(酒の瓶や、ビール瓶など・・・)を住みかにしているスズメダイやハゼの仲間が、このポイントでは増えています。人間が捨てた瓶が環境破壊をしている事などの問題はここではおいといて、より頑丈なマイホームを手に入れたカタボシオオモンハゼに注目してみました♪

かたぼしオオモンハゼエコハウス.jpg

写真では1匹しか見えませんが、撮影を始めた時は2匹で仲睦まじく居ました。どうやらカタボシオオモンハゼの愛の新居のようです。カタボシオオモンハゼは琉球列島以南とされるオオモンハゼ属の魚で、1つ北にある徳之島との間に通っている海流が、生態系の境界線を引いているという考えの元、沖永良部島が最北限と考えます。
この瓶の新居は、大きな魚からの攻撃に強く、透明であることから光が取り入れられる明るい家、2匹の愛をはぐくむ最適な〝エコハウス〟と見えるのは僕だけでしょうか?皆さんも是非ご自分の目で確認してみて下さい。

沖永良部の海でおまちしております♪
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★★★ ファイルNO.6 セダカギンポ 産卵の不思議? ★★★

年間数回の産卵を行うと言われる〝セダカギンポ〟沖永良部島のセダカギンポはかなり長いシーズンで産卵を行うようです。クマノミなどは水温が23℃以上が一般的と言われていますが、2011年のセダカギンポは2月のまだ水温が22℃台から産卵を始めています。このペースだと何回産卵するんでしょう???
 また産卵をするにあたっては、枝の長いサンゴが好みであるようです!2月には写真右、ヤツデアナサンゴモドキに産卵(島南部のポイント)、6月にはサボテンコモンサンゴに産卵(島北部のポイント)いずれも、親のセダカギンポが卵と本人も隠れられる枝の長い場所に産みつけいます。卵の保護はもちろん、自分も身を守る枝の長さを考慮して産みつけるんでしょうか?産卵後はペアで仲睦まじく卵を見守ります。ダイバーなど大きな生物が近付くと一瞬ひるみますが、すぐに戻って来て卵を見守ります。親子愛感じますね。。。

生態の話(セタカギンポ).jpg

夏場の沖永良部島は北側に潜る事が多いので、現在はサボテンコモンサンゴのセダカギンポが観察の狙い目です。また昨年9月に確認した、ヤツデアナサンゴモドキは北側のポイントに多数あるので皆さんの目で見つけてみませんか?

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★★★ ファイルNO.5 尾が切れてる??? ハマクマノミ ★★★

ダイバーに人気のクマノミ、日本では6種類確認されています。沖永良部島では現在5種類が確
認されています。通常ひとつのイソギンチャクには1家族が生活、一番大きなメスに2番目に大き
なオス、そして3番目以降は未成熟なオスと分類されています。産まれた卵に一生懸命新鮮な酸
素を送るために毎日子育てを励むハマクマノミですが、この日のハマクマノミのオスの尾びれが切
れてる???

生態の話(ハマクマノミ・尾編).jpg

写真左が、尾が切れているハマクマノミ、切り口がまっすぐですよね。。。何か大きな魚に噛まれ
たのでしょうか?右が通常のハマクマノミの尾です。違いがはっきりと分かりますよね!この尾が
切れているハマクマノミ。。。それでも懸命に卵に酸素を送ったり、外敵から卵を守ったりと懸命に
子育て中、親心感じますね♪
これからもこのハマクマノミを見守っていきたいと思います。
この強い親子愛溢れるハマクマノミに逢いに沖永良部の海に遊びにきませんか?

沖永良部の海でお待ちしております♪

★★★ ファイルNO.4 国内最北限種編 カスリフサカサゴ ★★★

沖永良部島の漁師の間で語る継がれている話で、沖永良部と徳之島の間に通っている海流が
生態系を遮断していると言われ、大昔琉球王国時代の時代、文化の境界線は沖永良部島と徳
之島の間にあったと言われています。生態系もこの海流を超える事が出来ない事が海の中の生
物からも感じられます。
図鑑表記の『琉球列島以南』と言われる生物の北限として見られる生物が、沖永良部島では数
多く見らます。

生態の話(北限種1).JPG

今回はその第1弾として、 〝カスリフサカサゴ〟 です。ヘラジカハナヤサイ
珊瑚を覗くと比較的簡単に見られます!  ライトグリーンの斑点と透き通った瞳がチャームポイ
ントです。是非みなさんも、この透き通った瞳のカスリフサカサゴ探してみて下さい!!!

 沖永良部の海でお待ちしてます♪

★★★ファイルNO.3 カクレクマノミの求愛?侵略?★★★

カクレ縄張り争い?.JPG
人気のカクレクマノミ、一見すると、イソギンチャクを飛び出して遊んでる???
と思いました!ここ数カ月観察してみると・・・

驚き!!!
手前のカクレクマノミはイソギンチャクに入ろうと何度も試みますが、ボスであるメスが激怒!
追い返します。いつまでもイソギンチャク入れないカクレクマノミは、段々と背びれなどがボロ
ボロに…このままでは、いつか他の魚に喰われる? 

このポイントに入るたびに心配でなりません。。。
いつまでこのカクレクマノミが居るかわかりません、皆さんも是非見てみて下さい。

沖永良部の海でお待ちしてます♪

★★★ファイル  NO,2 恋する!!!イシヨウジ★★★

生態の話2.jpg

春は出会いの季節♪
それは海の中の魚の世界も一緒でしょうか???

マクロ天国 『カクレクマノミポイント』では、あちらこちらに〝イシヨウジ〟のカップルが
見つめあっています♡

講習でよく使うポイントですが、マクロ生物の多さには目を見張るものがあります。
緊張の講習生をなごましてくれます。

春の出会いに、賑やかな沖永良部の海に遊びに来ませんか?

沖永良部の海でお待ちしてます♪

★★★ファイル NO,1  クマノミ出産の話★★★

生態の話(ハナビラクマノミ).JPG

  私達人間は、十月十日、母親の胎内で育ち生まれると言われています。
さて、クマノミはどうでしょう???

なんとなんと、クマノミは年間数回卵を産みます。水温が23℃より高くないと産まない・・・
と言われるクマノミですが、沖永良部のクマノミは22℃くらいから産みだします!!!

今年は、水温が22℃前後の3月から早いものは卵を産んでいます。
島の南、西、北とほとんどのクマノミで第1弾の産卵が始まりました(シードリーム沖永良部調べ)

新しい命の誕生を確認に来ませんか?

沖永良部の海でお待ちしてます♪